流れに逆らう

新潟発、アウトドアスポーツの記事を少々。沢登りと自転車(主にMTB)など。
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会越/広谷川中流部遡行 [沢登り] 2019/7/29

タイム:蝉が平登山口駐車場7:19〜5m滝で遡行終了10:10〜駐車場10:47

同行者:fuutaさん、OYさん

 

まとめ:

短めながら手頃な泳ぎとゴルジュ内の滝登りで遊べる。登山道がすぐ脇にあるものの、ゴルジュなのでどこでもエスケープというわけにはいかない。今回は降雨のため赤松沢出合の手前で打ち切ったが、その先も楽しめそうだ。

 

行動:

地形図では蝉が平集落あたりから延々と岩記号が続くが、航空写真を見る限りではほぼゴーロだけのようなのでパス。入渓は登山口近くの堰堤上部からとした。ヤブ伝いで問題なく河原に降り立つ。

 

序盤は明るく幅広の流れが続く。両岸切り立った圧迫感を楽しみながら歩く。前日の降雨の影響なのか水は多少の濁りがあるようだ。泡も浮いている

 

軽い泳ぎになった瀞。奥の落ち込みは浅くて足がついた

 

へつったり泳いだり。

 

流れの強い所もがんばって水に浸かって抜ける

 

轟音とともに6m滝が行く手をふさぐ。ぱっと見では無理そうに見えた。が、手前からは隠れて見えない左壁に弱点があるかも…? ということで泳ぎと突っ張りを駆使して滝の直下にたどり着く。なんとかなりそうだったので他の二人を呼び寄せる

 

後続を引っ張り上げて

 

ロープを引いて確保をお願いする。取っ掛かりはホールド豊富でするっと登ったものの、そこから先で躊躇する。水流通しは水勢が強くフリクションで押し通るには怖い。仕方なく一歩上がり、斜めのスタンスに立ちながらハーケンを打つ。これをホールドとしつつ落口に近づき、思い切って飛び降りてクリアした。

 

次の滝2段5mも時間がかかった。最初に釜を泳いで取り付こうとしたものの手がかりなく断念。パートナーのリードで右壁をトラバースして突破に成功した。

 

OYさんは釜の奥まで泳いで反対側から抜けた

 

巨岩の覆いかぶさる真っ暗な5m滝は登山道からもよく見える。右壁に取り付ければいけそうな気もしたので釜を泳いでみた。しかし水流強く近づくのはとても無理。登るのは諦めた。

このころ雨が振り出し、スラブの山域での増水が怖いので遡行は終了として登山道に上がった。

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川内/仙見川中流部遡行 [沢登り] 2019/7/15

タイム:桑沢上流の林道7:00~壊れた橋から入渓7:17~門原近くの橋9:07~(大休止2h)~寄草沢の橋14:20~林道終点15:08

同行者:fuutaさん、OYさん

 

まとめ:沢登りというより沢歩きの領域。特に難しいところもなく、水と戯れながら渓谷美を楽しめる。もちろん水量の多いところ、流れの激しいところはそれなりに注意したほうがいいだろう。

 

行動:林道終点にクルマ1台を置き、もう1台で桑沢上流近くの車道脇まで下って駐車する。廃道を辿っていくと地図上にある橋の残骸に到着する

 

壊れた橋のたもとから入渓した

 

序盤は幅広の河原で穏やかな流れが続く

 

ちょっと両岸せばまってきた

 

流木を橋に見立てて強い流れをかわす

 

一瞬「巻きか…?」と迷った連続する落ち込み。右の出っ張った岩にショルダーで這い上がり、後続はロープで引き上げた。続く落ち込みも問題なく通過できた

 

壺滝というらしい。激しい流れが連続する箇所だが、脇の岩の上を歩いていいけるので通過に困難はなかった

 

ちょい泳ぎ。同行のOYさんによると、流れに逆らって泳いだのは「流れるプール」以来だそうだ

 

時間に余裕があったので2時間ほど焚き火休憩した

次に行く沢の話で盛り上がる。

そして沢での昼寝は最高に気持ちいい

 

寄草沢出合で遡行終了した。画像は寄草沢にかかる10mほどの滝。右岸から巻くと踏み跡に出る。

 

 

 

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朝日前衛/荒川(赤芝峡)コウリトリ沢遡行 [沢登り] 2019/7/8

タイム:駐車場6:50~コウリトリ沢出合7:03~核心部終わり10:45~(大休止1.5h)~登山道13:06~駐車場14:40

同行者:fuutaさん

 

まとめ:

出合から滝場が連続する。等高線が詰まった核心部の落差はすべて滝と言っていい。標高差は300m程度なのに密度はとても濃い。核心部の遡行タイムは4時間弱だった。

近くの大沢川と比べると、水量はやや少ないものの滝のスケール感では負けていない。すっきり登れる滝があまりないのが一歩を譲るところか。草付き泥混じりの微妙な登攀と急斜面の高巻きで苦労させられる。

トータルで言えば広くおすすめするという感じの沢ではないが、遡行の手応えは十分にあった。

 

行動:

赤芝峡遊歩道の駐車場にクルマを停めて10分ほど歩くとコウリトリ沢の出合に着く。

 

遊歩道入り口の案内板

 

遊歩道から見える多段の滝は楽しく登れる

 

次の滝は傾斜は緩めだが滑りそうなので右岸の巻き。急斜面を枝を頼りに登り降りしてすぐ沢に戻る

 

突っ張って小滝を登る

 

ちょい苦労した10m滝。両岸立って巻きは直登以上に容易でない。最初に右岸の側壁に取り付こうとしたものの手がかりなく断念。改めて水流の右側を攻める。ロープを引いて流木を利用して3mほど立ち上がり、草と岩のミックスを落口へ斜上する。手がかり少なくスタンスは外傾ぎみで頼りない。緊張感のある登攀をなんとかこなして息をつく。

 

「でかい!」

思わず声をあげる。小さな沢とは思えない威圧感と迫力だ。車道からも遠望できるこの沢最大の大滝は2段40mというところか。左岸の大高巻きとなり40分くらいかかった。

 

沢に戻って小滝を続けざまに登る。陽が差してきて景色がキラキラしてくる。

 

この辺も快適に。

 

ナメ滝8m位を登る

 

その後は高巻きが2回ほどあり、2度めは懸垂下降で沢に戻る。

 

最後を飾るのは4段30m滝だ。ブッシュと草と泥壁を使いごまかしながらという感じで文字通り泥臭く登りきった。

 

滝上の谷は開けて傾斜が緩くなり、穏やかな小川といった感じの渓相に変わる。適当な場所で大休止を取った。帰りは沢下降も考えていたが、登りの何度かの巻きで消耗してしまったので普通に林道を歩いて下ることにした。

 

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羽越/高根川〜鈴谷遡行 [沢登り] 2018/9/24

タイム:鈴ヶ滝駐車場8:51〜(MTB)〜高根集落上流から入渓9:20〜(大休止1h)〜本流と鈴谷の二俣12:58〜鈴ヶ滝15:16〜駐車場15:35

同行者:fuutaさん

 

 

〇まとめ

鈴橋までの高根川本流は、藤倉沢出合付近までの下部が面白い。ゴルジュの中に圧縮された豊富な水量が渦巻き、泳ぎにへつりに飛び込みに渡渉と、大渓流での水遊びを一通り楽しめる。水量にもよるだろうが今回はずっと水線通しに行けた。上部は谷も開けて普通の川歩きとなる。

鈴谷に入ってからは水量は半分以下となり迫力は激減する。とはいえ何か所かの短いゴルジュがあり、巻きが必要な場所もあった。鈴ヶ滝が近づくと巨岩帯となり乗り越しに体力を使う。

 

入渓点付近は川幅いっぱいのトロのような流れが続く。ただ歩くだけでも水圧の重みを感じる

 

狭いゴルジュとなり、側壁を使いながらじりじりと前進する

 

右に左にと飛び込み泳ぐ。先の流れや深さを読み、岩肌の微妙な凹凸も利用する。うまくハマればテンションMAX!

 

マコノコ川出合付近。期待以上のスケール感のある渓相にうれしくなる。

 

この辺も泳いだような

 

藤倉沢出合付近

 

 

本流と鈴谷の合流点。右の暗いゴルジュは歩いて通過できた。

 

鈴谷のミニゴルジュ。泳いでは突破できず左壁を登った

 

鈴ヶ滝前衛の小滝が登れそうもなくここで引き返した。素直に遊歩道を使ったほうが良いでしょう

 

 

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飯豊/頼母木川アゴク沢 2017/08/20 (沢登り)

タイム:足の松登山口6:08〜アゴク沢出合6:19〜1080m付近(大休止)12:57-14:08〜1240m尾根14:54〜足の松登山口17:50

同行者:fuutaさん、OYさん

 

●まとめ

 飯豊の沢らしさが詰まった充実した日帰りルートである。全般に明るい渓相でいい気分で遡行できる。核心部には大小の滝が連続して登り応えがある。巻きは何度かあるがそれほど悪さはない。アゴク峰につながる尾根上に踏み跡があり、エスケープルートおよび下山路として使える。ただ上部は明瞭でないのでルートファインディングが必要になる。

 

●行動

 今回は初顔合わせのOYさんとご一緒する3人Pとなった。

奥胎内ヒュッテから乗り合いタクシーを使って足の松登山口へ送ってもらう。登山道の途中から分かれるしっかりした踏み跡をたどって足の松沢へ降りる。アゴク沢出合はすぐ下流だ。

 

序盤はゴルジュっぽい雰囲気だ。最初の4m滝は右から越える

 

次の6m滝は登れそうな感じもするが、時間がかかりそうなので左岸巻き。その後は沢は開けてゴーロで距離を稼ぐ。途中で大樽山へ上がる枝沢を分ける。

 

550m付近にかかるナメ滝8mをフォローするOYさん。中間で滑りやすく、ホールドが乏しくなるので緊張するところだ。私はラストだったので雑に登っていたら思い切りスリップしてして水浴びするハメになった。見られてないだろうし、まぁいいか。

 

大樽山へ上がるもうひとつの枝沢を分ける600m付近から勾配がきつくなり、この沢の核心部に入る。

 

最初に現れた10m滝は左岸を巻く。

 

次の2段10m滝は右側の水流沿いに登る(ロープ使用)。すぐ上に登れそうにない滝がかかっているので左岸の巻きに入った。樹間に見え隠れする4〜5個の連瀑は難しそうに見え、まとめて巻いた。

 

核心部最後の滝2段15mは中央をロープを出して登った。下段下部は垂直だがホールドはしっかりしていて問題ない。むしろ傾斜が緩くなる割にのっぺりしてホールドが乏しくなる上部で緊張させられた。上段はナメ状となりスリップにだけ気をつければいい。

 

850m付近で開けたゴーロ状になり、左岸から枝沢が入っている。

ここで疲れの具合をOYさんに聞いてみた。今年はあまり沢には行っていないそうなので、初心者向けとは言い難いこの沢での疲労度は把握しておきたかった。ここより上流にも多少の滝がありそうなので、場合によっては枝沢からのエスケープも考えていた。返答は、巻きや登攀でだいぶ腕力を使ってしまったが足はまだまだ大丈夫とのことだった。

というわけで遡行を続ける。

 

900mの二俣は両門の滝状になっている。本流の小滝を登り、次の小滝は左岸のヤブに入る。と、行く先にどでかいのが見えた。

 

この沢では最大の落差となる大滝は30〜40mはありそうだった。遠目にも登れそうにないので、そのまま高巻きに入る。緩い尾根で疲れかけた体には助かった。

 

滝上にもしばらく小滝が続く。これらを楽しく登っていくと傾斜は緩み両岸は開けて滝場が終わったことが分かる。

 

適当な場所で大休止をとった。透き通った水が奏でる音色が心地いい。

 

左岸の枝沢に入り、1240m付近の尾根を目指す。ネット上の情報だと尾根上に踏み跡があるはずだが良くわからない。それらしい跡をたどってみるが時々見失う。そのつど右往左往することになってしまい無駄に時間を使ってしまった。おかげで登山口に着いたときにはタクシーの最終は既に出た後だった。アブにまとわりつかれながら林道をとぼとぼ歩き、薄暗くなるころヒュッテにたどり着いた。

 

 

 

 

 

 

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谷川/東黒沢〜ウツボギ沢右俣右沢 (沢登り) 2017/08/14

タイム:白毛門駐車場6:20〜丸山乗越8:51〜ウツボギ沢出合9:20〜1790m(大休止)11:55-13:20〜登山道14:00〜下山16:43

同行者:なし

 

●行動

おひとり気ままな沢歩き。ウツボギ沢の左俣は去年登っていて、こちらは小滝が多く楽に登山道に出られるのが良いところだ。ただ渓相が単調で印象にはあまり残らなかった。それと比べると右俣は滝の数こそ減るものの目立った滝がいくつかある。多少緊張する場面もある。1520mの二俣は右を選択。上部には30mくらいのナメ滝があった。詰めは尾根に出て20分くらいの藪漕ぎになる。とはいえ笹混じりの薄いブッシュでそれほど苦ではなかった。

 

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下田川内/仙見川中俣沢 (沢登り) 2017/08/07-08

タイム:8/7 林道終点6:00〜赤倉川出合8:11〜410mBP14:12

    8/8 BP5:30〜690m支沢出合8:06〜1060m登山道10:08〜加茂川第2貯水池13:46

同行者:fuutaさん

 

●まとめ

 水量豊富で渓相は美しい。変化に富んだ充実した川だった。人里離れた奥山に分け入った気分が味わえる。

 今回は本流を忠実には詰めず、滝もあまり登らず、泳ぎも足りず、という体の中途半端な記録になってしまった。条件に応じて臨機応変に対処するというのも沢遡行の醍醐味ではあるだろうから、その意味では参考になるかもしれない。

 

●行動 8/7

 アプローチはクルマ2台を使った。1台を加茂川水源地に置き、もう1台で仙見川渓谷へ向かう。林道終点には3〜4台程度のスペースがある。踏み跡をたどっていくうち、寄草沢と赤倉沢の中間位で踏み跡が分からなくなってしまい沢に降りた。途中でかなりの数のヒルが張り付いてきていたので川流しの刑に処する。

 

朝から暑いので積極的に水に浸かりながら進んでいく。しかし途中で通過不能のゴルジュなどあったので思いのほか時間がかかってしまった。

 

 赤倉川、静川と支川を分けてもまだまだ本流の水量は多い。沢というより川といった大らかさだ。

 しばらくは穏やかなゴーロが続いて通過に問題はない。問題があるのはブンブン飛び回る吸血鬼ども(アブ)である。100匹以上に集団ストーカー状態で常時つきまとわれてドッタンバッタン大騒ぎ! ろくに休憩もとれやしない。せっかくの渓谷美を楽しむというほどのゆとりが得られないのは惜しいことだった。

 

静淵に着いた。50mほどの長さだそうで、さっそく泳ぎにかかる。ネット上の情報だと数カ所で足がつくとのことだったが、この日はそんな気配もない。両岸はほとんどとっかかりがなく休めるようなポイントがない。半分ぐらい進んだところで前進困難になり、あきらめて戻ることになった。水量が多かったのだろうか? 私たちの泳力不足は否定しないけど‥‥

 労力を費やして「何の成果も得られませんでした」となると疲れが一気に襲ってくる。少し休み、左岸を巻いて懸垂で降りた。

 

 

タナイの滝(たぶん)は見るからに無理そうだが一応泳いでみる。予想通り泡立つ流れに押し返されて無事敗退。左壁を登って巻いた。ちょっとした淵を泳ぎきれず巻いたのがもう一箇所あった。今日はやはり水量が多いのだと思うことにしよう。

 

ちょい泳ぎで越える小滝や淵はいくつもある。このくらいだと気楽でいい。

 

4m滝は左岸巻き。他の記録にあるヨコムネの滝CS4mというのがよく分からなかった。記憶にない。これか? と思ったが形が違いすぎる。いつの間にか通過していたらしい。

 

400m付近から沢がまた開けてきたので釣りを始めた。私はダメだったがパートナーのおかげで何匹か確保できた。左岸から支沢が入るあたりで良いテン場があったので本日は幕とした。

 

焚き火に着火する。昼間から飲む酒、持ち寄ったツマミ、イワナは塩焼きに刺身に素揚げに‥とお決まりのコース。シチュエーションは快適そのものだった。ふわふわしたいい気分で眠りにつく。と、状況は夜半に一変する。台風が近づいたのを受けて強風が暴れ出したのだ。寒くはないが煽られまくるツェルトがひたすらうっとうしい。うるさい。おかげでろくに眠れず気だるい朝を迎えることになってしまった。

 

●8/8 

5:30スタート。朝が遅い私たちにしては稀に見る早出だ。

しばらくはゴーロで距離を稼ぐ。

核心に入ると10〜20mクラスの滝が連続するようになる。これは登れず右岸巻き。

 

これも見るからに無理。右岸から簡単に巻ける。

 

これは右からトラバース気味に越えた。

 

全般に巻きは取り付きやすく割と短時間で済む。が、いくつもこなすとそれなりに体力を使い、さらに暑さでまいりそうになる。泳ぎのためにウェットスーツ系のインナーを着ていたので、沢から離れると体温上昇が早かったからだ。沢に戻るたびに水浴びをしてしのいだ。

 

事前の予報では昼前から雨が降り出し、午後には強くなるとのことだった。寝不足でいまいち調子が上がらなかったという事情もあり、本流を忠実に詰めるのは止めにして早めに登山道に出ることにした。そんなわけで白糸滝は幻に終わった。

690mで左岸から入る枝沢に入る。細い支流でもそれなりに滝が出てきて楽しめた。登ったり巻いたりしながら標高差350m位を約2時間で登り登山道に出る。少し前から予報通り雨が降り出していた。途中の砥沢ヒュッテで一眠りしてから加茂川水源地へと下っていった。

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飯豊前衛/大石川東俣川三吉ノ沢〜ブナイデ沢下降 (沢登り) 2017/07/31

タイム:林道ゲート前6:02〜林道終点6:33〜900m付近(大休止)10:55-13:08〜955m尾根乗り越し13:19〜林道終点15:50〜林道ゲート前16:12 ※ゲート前からの林道往復はMTB利用

同行者:なし

 

 

●まとめ "試される小渓"

掘り出し物だ。あまり記録を見ないのが不思議なほど充実した沢だった。前半はゴーロとやさしい小滝がたまにある程度の単調な渓相だった。後半、上部二俣あたりからの標高差250mほどの区間が核心になる。大小の滝が次々にあらわれ源頭近くまで嫌になるほど登らされた。いちいち数えてはいなかったが20個以上はあるだろう。そのつど登るか巻くかといった判断を迫られる。力量を試される。面白い。

規模は小さくても遡行価値は十分にあると思う。日帰りで遊べる沢では上位と言っていい。難度としては直登にしても巻きにしてもそれなりに危険な場面があり、下降の問題もあるので初心者向けではない。

前半退屈→後半興奮という構成は隣のブナイデ沢にも通じるものがあった。そのブナイデ沢は今回下降した部分はほとんどゴーロで降りやすく、下降むけである。

 

●行動

久々の単独行となったこの日は、近場の未見の適当な沢で涼むことにする。計画した時点では暇つぶしになればいいやという位の気持ちで内容にはあまり期待していなかった。

大石ダムの管理棟を過ぎ、しばらく林道を走るとゲートがあるのでクルマをとめる。ここから林道終点までの約4.5kmはMTBに乗る。群がるアブに追われるようにして約30分で到着した。

 

橋の下で東俣川本流を渡渉して三吉ノ沢へ入渓した。

 

少し行くと流木が詰まった3mがかかる。ここは左壁から登れ、帰りはクライムダウンも可能だった。

 

ブナイデ沢との二俣を分けて三吉ノ沢へ入っていく。

 

序盤の雰囲気はゴルジュっぽいが特に問題になるような場所はなし。時々あらわれる小滝を適当に登っていく。

 

1時間ほど歩いたところで現れる8m滝は登れそうにない。両岸急傾斜で右岸の弱点となる草付きから巻くことになる。取りつきのスタンスに乏しいので注意したいところだ。

 

赤岩の滝4mは釜に胸までつかって左側壁に取りつく。微妙なバランスを要し、直登できたことに満足して充実度UP↑

 

2段の滝8mは上段が難しい。登れそうな感じもしてトライしてみたものの、ドバドバシャワーに耐えかねて敗退し左岸を巻く。悔しい!

 

癒し系っぽいナメと小滝。こういう風景がときどき見られて審美的にもそこそこ目が潤う。

 

590mの二俣近辺から滝の出現頻度が高揚感とともに増してくる。左俣にかかる小滝を登った直後に本ルート最大の2段20m滝が現れた。これは登れないので右岸から高巻く。

 

左右両方からトライしてみても登れなかった2段15mほどの滝。単独だと"あと一歩"で突っ込めなくなるのは仕方ない――と自身に言い訳しておこう。

 

標高900m近くまで延々と途切れずに滝が続く。大体は登れるが登れないのもいくつかはある。思い切りシャワーを浴びて登る滝、コケを落としながら登る滝もあった。終盤は「もういいよ」と言いたくなるくらいに滝が続いた。まるで期待していなかっただけにこの密度の濃さはちょっとびっくりだ。

 

源頭近くの水が枯れる直前で大休止を取ることにした。ここまで上がればアブもいない。寝不足気味で気分が悪くなっていたので一眠り、のつもりが気づいたら1時間以上の爆睡である。寝転んだまま見上げれば木々に囲まれた狭い空。足元にはわずかな水音を立てる清流。真夏なのに暑くもなく寒くもない。こんな場所で昼寝できるのは幸せな時間だなと思う。

 

支尾根を乗り越してブナイデ沢へ下る。途中1箇所の懸垂があったほかはおおむねスムーズに下れて1時間ほどで本流に出た。その本流も滝が2つあるだけでほぼゴーロなので下るにはちょうどいい。尾根から2時間30分ほどで下降完了し、ふたたびMTBに乗ってクルマへ戻った。

 

 

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妙義周辺/墓場尻川左俣〜右俣下降 (沢登り) 2017/07/24

タイム:いづみ橋8:26〜三俣10:16〜林道12:14〜右俣1150m付近(大休止)12:37-13:40〜下山16:33

同行者:fuutaさん、anne21さん

参考:豊野則夫(編著) 2016. 沢登り銘渓62選 山と渓谷社

 

●行動

 今回は初顔合わせのanne21さんを加えた3人Pで、近年人気らしい墓場尻川を訪れた。

 めがね橋の駐車スペースへ着くと既に一台とまっていて、2人Pが出発するところだった。平日の沢で他の人に会うのは珍しい。

堰堤からははっきりした踏み跡をたどって入渓できる。

 

序盤から現れる幅広のナメがうれしい。

 

人間ブリッジするお二人を後ろから撮る。腰まで浸かって真ん中を行く方がラクでした

 

二基目の堰堤は右岸側から越えた。

 

6m滝を登る。ここはホールドが細かく、念のためロープを出した。

 

8m巨岩CS滝はfuutaさんが滝下でしばらく眺めていたが結局巻き。左岸から簡単に越えた。

 

三俣を左に入って少し行くと3段の滝がかかる。

流木のかかる1段目は問題なし。2段目は水流脇のわずかな凹凸を拾いフリクションを効かせて越える。難度的にはここが核心か。3段目はツルツルの釜に胸まで入ってポットホールの縁をつかんで取りつく。ホールド乏しい上部を慎重に登った。

 

左俣に入っても随所にナメが出てくる。曇り空になってしまったのが惜しい。

 

ボルダーチックな小滝を登るanne21さん

 

雌滝は右岸斜面を登って巻き道に入る。登攀ルートもあるようだ

 

本流・枝沢を問わず石積み堰堤がいくつもあるのがこの沢の特徴だ。気分良く登れるものもあるし、コンクリ製と違って景観的にそれほど違和感がないのは評価したい。

 

雄滝を眺めたところで本流は終わり。手前で入っている左岸枝沢を詰めて林道に出ることにする。

 

林道を少し歩いて右俣に降りる。水流が出てきたところで大休止を取った。

 

右俣の目立った滝はこの10m位か。三俣までロープは一切使わず、これほど下りやすい沢もなかなかないと思わせるスムーズさだった。

 

本流の8mCS滝を懸垂で降りる。降りながら観察したところ、直登もあるいは可能かもしれないと見た。誰かやりませんか?

 

少し下流の枝沢から林道に出てそのままいづみ橋へと下って今回の沢行を終わりとした。

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朝日前衛/鼠ヶ関川右俣〜南鼠ヶ関川下降(途中まで) [沢登り] 2017/07/10

タイム:駐車場所7:00〜300m二俣8:00〜460m二俣10:30〜520m付近大休止11:20-12:50〜830m登山道15:00〜下山18:40

同行者:fuutaさん

 

●まとめ "幸福度の高いゴルジュ"

水圧に押されながらも恐怖心を覚えない程度の水量。何度も水に浸かり時に泳ぐ。登攀はほどほどに楽しめる。両岸は迫りくるゴルジュ地形で緊張感があって行く先は見えない。ーーという感じの手頃で楽しい水遊びのできる沢が鼠ヶ関川右俣である。気温の高い日で天気が良ければ最高に快適な遡行が楽しめるだろう。滝はほとんど登れたが、流木が詰まっているような滝が多いため、年によって姿や登り方は変わってくると思われる。

なお、左俣は去年遡行していてこちらも見どころがあって面白い。

今回中途半端に下降した南鼠ヶ関川の方は、登れそうにない大滝を別とすればおおむね平凡な渓相だった。遡行しても面白みは少なそうだという感想だった。

 

●行動

 関川登山口へと向かう林道の途中の分岐を右へ入る。道は山腹を巻いて鼠ヶ関川へと降りていく。川にかかる橋の手前のスペースに駐車して出発した。

 

橋の上から見ると穏やかな森の中の小川といった雰囲気だ。この先のゴルジュの気配はうかがえない

 

少し歩くとゴルジュに突入する。流木の詰まった小滝は去年とはちょっと形が変わっている。3つの小滝は最後の水流をまたぐ場所でちょっと緊張させられた。

 

腰まで浸かるような場面が頻繁にある。水はぬるいので積極的に入りにいく。

 

泳いでとりつく流木の小滝。釜は泡立っていてそこそこ流れがある。念のためロープを使った。

 

ゴルジュ内は小滝と落ち込みが続く。特に難しいところはなくすいすい進んでいく。

 

左俣を分けてもゴルジュが続く。晴天下の遡行は五感の全てが上機嫌に刺激されてハイテンションになる。この上ない快楽だ。

 

ちょっと厄介な5m滝が現れた。パートナーが"投げヌンチャク"で上の枝をたぐりよせて腕力で右壁から滝上へと抜けた。まともなホールドスタンスに乏しく、かなり強引ではあったが最適解と言えそうだ。セカンドの私は確保されているとはいえ、枝が使えない状況では水流方向に振られてしまって同じルートは登れない。仕方なく左に移動し、ハング気味の水流沿いをA0しつつ無理やり越えて突破した。複数人で来るならこの滝が通過のポイントになりそう。

 

そして雪渓が現れた。今にも崩れそうで怖いので脇からすり抜けてやり過ごした。

 

簡単に登れた2段の滝。この辺りを最後に沢は平凡な景色となる。

 

上部の二俣を右に入った。右の沢床は高いが水量比は1:1に近い。

 

二俣の手前で8m滝が現れた。登れそうにないので右岸から高巻いた。

 

右俣に入ってすぐ大休止をとった。その後は滝もなく高度を上げる。

 

詰めのルート取りが適切でなかったようだ。早々に水が枯れて尾根上の長い(標高差150m位)藪漕ぎになってしまった。都合の悪いことに私に熱中症の症状が出たらしい。途中でどうにも力が入らなくなった。10mゆっくり登っては5分休むといった具合で歩みは遅々として進まない。やっとこさ尾根上の道に出た時には15時になっていた。

 

時間が押しているのでこのまま道を下ろうかとも少し考えたが、暑さにうんざりしていたのでやはり沢に降りる。本流に到着するやたっぷり水浴びをしてクールダウン。ようやく体がまともに動くようになった。

 

林道横断地点まではいくつか滝はあるものの特に問題になるような難所はない。横断地点を過ぎると勾配はどんどんゆるくなり、10mほどの堰堤が登場した。これを懸垂で降り、下の小滝をいくつか降りると地形図上の滝と思われる地点に着く。

 

2段15mほどの滝は左岸の斜面を懸垂で降りた。下から観察すると下段は容易だが上段は無理そうに見えた。

 

これで滝場は終わりかな〜? と気楽に思い込みかけたら見事に裏切られた。少し下に行くと谷がぎゅっと狭まる。その暗くて狭い谷間の向こうには、ぽっかりと抜けた空間が地獄の門のように口を開けていた。門の向こうの景色から推測すると落差は軽く30mはありそうだった。ロープを2本つないでも足りるかどうか分からない。落ち口まで行って下降の可能性を探りたいところだが、手前には3mほどの小滝がある。これもつるつるでいったん降りると登り返しが困難になりそうだった。時刻は既に17:30。日が長いこの時期でも試行錯誤している余裕はもうない。

 

「まずいな」口に出した。これ以上つっこむのはまずい。下手を打ったら今日中に帰れなくなるおそれがある。そう腹を据えたら次の行動はすぐに決まった。林道に逃げよう。ここからなら左岸をまっすぐ登れば近い。結構な急斜面だったが、ピンチを自覚した火事場のなんとかのせいなのかスルスルと登りきれた。ともかくも安全地帯に出たという安堵で息をつく。

 

林道をしばらく歩き、c316の手前で分岐する林道(途中から廃道)と水路跡を使ってふたたび沢に降りた。駐車場所までは何事もなくスムーズに戻れた。

 

詰めのルートミスおよび沢下降でのグダグダのせいで無駄に時間と体力を使ってしまった感がある。遭難一歩手前だったとも思う。そこは反省材料にしておくとして、遡行した鼠ヶ関川はとても良い沢だったということは確信を持って言える。もう一度来る機会があるなら、もう少し手前の枝沢を詰めてみるというのもいいかもしれない。

 

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